消費者庁「第7回インターネット消費者取引研究会」の資料アップロード
平成23年2月10日に行われたばかりの消費者庁「第7回インターネット消費者取引研究会」の資料が、消費者庁サイトにアップロードされた。
http://www.caa.go.jp/adjustments/index_6.html
• 議事次第[PDF:41KB]
• 配布資料1-1(インターネット取引に係る消費者の安全・安心に向けた取組について(一次案)〔概要〕)[PDF:577KB]
• 配布資料1-2(インターネット取引に係る消費者の安全・安心に向けた取組について(一次案))[PDF:199KB]
• 配布資料1-3(インターネット取引に係る消費者の安全・安心に向け特に重点的に取組事項)[PDF:141KB]
• 配布資料2(いわゆる決済代行問題の考え方について)[PDF:779KB]
• 配布資料3(研究会の開催スケジュールについて)[PDF:63KB]
• 配布資料4(第6回研究会議事要旨)[PDF:157KB]
である。
この中でも重要なのは
配布資料1-2(インターネット取引に係る消費者の安全・安心に向けた取組について(一次案))
である。
「スカスカおせち」問題などがあった後だけに、「広告表示」に力点が置かれていることが注目される。「共同購入サイトなどのフラッシュマーケティング(割引クーポン等を期間限定で販売するマーケティング手法)に係る二重価格表示」も取り上げられているのだ。
「口コミサイトにおける広告料をもらった上でのカキコミ(いわゆるサクラ記事)」などと並んで、「いわゆるフリーミアム(基本的なサービスを無料で提供し、高度な、あるいは、追加的なサービスを有料で提供して収益を得るビジネスモデル)における正確でない「無料」といった表示」も射程に入っている。
実効性担保のために、「厳正かつ迅速な法執行及びネット上の監視活動の強化等」が謳われているのも注目される。
もうひとつの課題は、「決済代行業者」の問題。これについては配布資料2を参照されたい。
加えて、「インターネット消費者取引研究会(第6回)議事要旨」もアップされている。
http://www.caa.go.jp/adjustments/pdf/110214adjustments_4.pdf
これによって議論の動向が分かるはずだ。
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