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2011年3月 2日 (水)

東北地方の受験生を特定-京大入試問題ネット流出事件

京大入試問題ネット流出事件であるが、捜査によって、東北地方に住む受験生が、携帯電話から特定されたようだ。

予想どおり、特定は早かった。

これまで「ネットの匿名性」という言葉が一人歩きしてきた。しかし、ネットは通信履歴が残るから、捜査令状さえあれば、郵便ポストに投函するよりも、よほど特定が容易であることを再認識しなければならない。

「ネットの匿名性」など、技術的に見れば幻想にすぎない。そして、「通信の秘密」は令状があれば例外となる。

ネットの巨大掲示板やツイッターでは、今回の事件で、ずいぶん酷い流言飛語、そして、「晒す」という名目などで、勝手な犯人特定の偽情報が飛び交ったようだ。

マスメディアや、多くの国民が、今回の事件をめぐって、いまも推理ごっこに熱中している。大学受験という、多くの人にとって身近な舞台なので、尖閣ビデオと比べても、推理しやすいのだろうか。

真面目に受験して合格した受験生までもが、もしかすると犯人ではないかと、疑われるような事態は、絶対に避けなければならない。

そのため、早く真相が明らかになるよう願いたい。だが、この少年が本当に「犯人」なのであれば、警察がドアを叩くまで、眠れぬ夜は長い。追い詰められて最悪の事態を招かぬよう、どうか、早く自分から出頭してほしいと思うのは、私だけなのだろうか。

追記(3/2 PM 11: 12)

山形県出身の浪人生だという報道があった。

追記(3/3 PM 7: 22)

逮捕の報道に新幹線内で接した。

最悪の結果にならず、その点では安心した。

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