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2011年4月17日 (日)

新刊 佐藤幸治「日本国憲法論」

京大名誉教授の佐藤幸治先生から、

新著「日本国憲法論」

http://www.seibundoh.co.jp/pub/search/022660.html

をお贈りいただいた。

2011年4月20日発行である。

Photo_3

思い返せば、先生と最初にお会いしたのは京大の学生であった頃。

京大の法経4番教室に入ってこられた先生は、いきなり机上に置いたアタッシュケースを、手をクロスさせてガチャリとオープン。

板書される凄まじいほどの学説判例整理には、「世の中にはすごいひとがいるものだ」と思ったことが懐かしい。

たとえばA1説からD3説までのリストと、X1説からZ2説までのリストを書き、どの説とどの説が関係するのか、ラインを引きながらのご説明には、深い感銘と驚きを受けたものだった。

私が自著などで図示を多用するのは、その遺伝子が残っているのかもしれない。

時は流れ、佐藤先生も、京大退官後は司法改革に尽力される一方、近畿大学のロースクールで教鞭を執られ、私も非常勤ながらお仕えし、佐藤先生のご退職を機に私もお暇いただいた。

平成21年6月13日に開催された情報ネットワーク法学会特別講演会では、堀部政男先生の基調講演につ続き、佐藤幸治先生に特別講演をしていただいた。

その内容は、NBL912(2009.9.1)号、8-26頁に掲載されている。浅学の身で質疑応答の司会もさせていただいた。

講演会の際、「憲法の教科書を改訂している」とおっしゃっていた。それがようやく完成したのが、この本である。

佐藤先生の教科書には、その後、司法試験受験時代を含めてお世話になっているが、こうして心待ちにしていた今回の改訂書は、横書きで、700ページ近くビッシリと書かれた内容となっており、さらにパワーアップされている。

質量ともに、我が国における最高水準の憲法の教科書として、心よりお奨めする次第である。

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