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2012年4月

2012年4月 5日 (木)

デジタルアーカイブ

 総務省が「知のデジタルアーカイブ」構築・連携のためのガイドラインを公表した。ここではデジタルアーカイブがデジタルコンテンツの保存等としてとらえているようだ。

 これは「知の」と限定がつけられており、社会の知識インフラの拡充として重要だが、別途、さらに寺社仏閣や絵画など文化遺産の姿をデジタルで残すものとしてのアーカイブもある。

 文化遺産の姿をデジタルアーカイブとして残す場合、現状保存のケースと、昔の姿に修復するケースがある。この区別は、意外となされていないようだ。
 これは、以前、京都市芸大の辰巳先生が指摘していたことである。

 さらに昔、国立公文書館の人とお話ししたとき、同じデジタルでも、静態的な文書保存と、ネット公開しつつバックアップを取る方法とでは、勘所が違うとおっしゃっていたことが心に残る。例えば前者は、久しぶりに読もうとしたら、既に媒体劣化で読めなくなっていることが怖いなど。

 ところで、国立公文書館といえば、公文書保存法が整備され、現在、国会に上程中の著作権法改正案にも、それに対応した規定が設けられている。保存された公文書は、いわば歴史を示す証拠そのものなので、その保存には格別の注意が必要だろう。

 こうして考えただけでも、デジタルアーカイブは奥深い。

参考

総務省「知のデジタルアーカイブ~社会の知識インフラの拡充に向けて~」
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu02_02000041.html

文部科学省「第180回国会における文部科学省提出法律案 著作権法の一部を改正する法律案」
http://www.mext.go.jp/b_menu/houan/an/detail/1318798.htm

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